
JTSCカウンセラー 有賀朋子 |
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
どうにかインフルエンザ流行のピークも過ぎたようですが、
そろそろ花粉症の症状も出てきている様子ですね。
私も喘息と花粉症の二重苦なので、ずっとマスクが手放せないでいます。
手洗い・うがい・早寝早起き・しっかり食事など、
必要な対処をしながら学校生活に取り組んでいきましょう。
特に冬の時期は気分が落ち込みやすいので要注意。
電話もメールもつながらなくて音信不通になった相談者が、
「とにかく何もできなくて、電話に出るのも
メールを書くエネルギーもなくなってしまって…」と言っていました。
うつ状態が重くなると普通の生活ができなくなってしまうので、
今服薬している人は自分の判断で薬をやめないで、きちんと飲み続けてくださいね。
◎自分が自分を不健康してしまう。
さて、今回はそれに関連のある「セルフネグレクト」についてお話ししましょう。
この言葉を聞いたことがありますか?セルフネグレクト(自己放棄)とは、
自分自身の基本的な生活や健康管理を怠ることです。
具体的には、
1 | 自分自身の衛生管理の悪化 | 体や衣服の清潔を保てず、入浴しない、 髪の手入れをしない |
2 | 栄養状態の不良 | 食事をとらない、適切な栄養を取らない |
3 | 必要な医療を受けない | 病気の治療をうけない、処方薬を服用しない、 医師の診察を避ける |
4 | 生活環境の乱れ | 家の中が乱雑になる、ゴミがたまってしまう |
このような状態になりやすい人やすでになっている人は、
セルフネグレクトをしているということです。
うつ病や不安障害などで思うように動けなくなってしまっているようならば、
JTSCに申し込んでくださいね。
いろいろな対処方法があるので、
あなたに合った方法を一緒に考えながら解決していきましょう。
◎セルフネグレクトを克服しよう!
セルフネグレクトに陥りやすい人のタイプは、
・自分に自信がない
・自己評価が低い
・自己肯定感が持てない
・何をやってもどうせだめだと考えてしまうという反面、責任感が強く人に頼れない
・もっとやらなければいけないと自分を追い詰めやすい
・つい頑張りすぎてしまう
…というタイプです。
もしかすると、今まで人に否定され続けていたり、
話を聞いてわかってもらった経験がないのかもしれません。
本当は、自分をもっといたわってあげたり、
自分にOKを出してあげたりできれば気持ちももう少し楽になるのですが、
なかなか自分一人ではこれまでの考えを変えていくことが難しいのです。
サポートを求める以外の対策として、
・毎日の生活をルーチン化して丁寧に生活する
・散らかった部屋を整える
・自分の感情や状態を記録してどのような時に自己放棄が起きるか考える
・健康状態やバイオリズムを記録しておく
・具体的な小さな目標を作ってやり遂げていく
…などがあります。
無理をしないで、今できることだけしていきましょう。
それができた自分を「今日は○○ができたから十分だ!」とほめてあげてください。
小さなステップから始めましょう。
次回更新は、新しい世界へ向けてスタートをする3月7日頃です。ぜひお楽しみに。
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