カウンセラーからのメッセージ
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
ちょうど1年前、新型コロナウイルス感染拡大の不安の中で
新年度の始まりを迎え、何もかもが例年とは違ったこの1年間でした。
初めてのオンライン授業にやっと慣れ、
対面授業も大丈夫かと思っているとまた陽性者数の増大。
年末年始の全国的な蔓延と非常事態宣言の継続……、
誰にも想像ができない感染症パンデミックという世界で
やっと生き延びた日々でした。
私自身も「とにかく生き延びよう!」と呼びかけたことを覚えています。
今、この時点で一緒にここにいられることを喜べるとともに、
もうそれだけでOKだとも思えます。
◎この1年よく頑張りました。
そうですね、まずは自分自身をほめてあげましょう。
「よくぞ大変な時代を生き抜いた、よくぞいろいろな環境の変化に対応できた、
そして進級または卒業にたどりついた!」と。
この1年間の苦労を思えば、これからの試練も切り抜けられるのではないかと思うくらい、
不安や心配、焦りや苛立ちを抱えてするべきことをこなしてきたわけですから。
また、あなたを取り巻く人々、一緒に頑張った人々に思いを寄せましょう。
友人・先生・親・兄弟…とにかくあなたのそばにいて、
あなたの支えになってくれた人の存在があって無事今があるのです。
心の中で「ありがとう」とつぶやいてみましょう。
◎元気を充電して、4月からの生活に備えよう。
この春休みの間に、今までの疲れやストレスを思いっきりリセットしてください。
眠れるだけ眠りたい・コミック全巻読破・ゲーム三昧・高尾山登山・実家に帰省……
それぞれの方法で元気を充電して、4月からの生活の準備にしましょう。
思っている以上に疲れが出ていることでしょう。
意識的に英気を養うことやパワーを注入することは大事なことです。
◎そして時代に適した新しいことを見つけよう。
「送別会や謝恩会、卒業旅行はひかえてください」という都知事からの呼びかけがありました。
確かに「自分は大丈夫」と思う心が陽性者数の増加に影響していたことは否めません。
もしどうしても移動や集まりがしたいというのであれば、
自費で検査を受けて陰性確認をしてから行うことを勧めます。
自治体によっては希望者に検査を実施しているところもあるようですし、
自費で受けられる検査も増え、検査キットの購入もしやすくなってきています。
私としては、オンラインパーティやテレビ電話での会話など
コロナ時代に適した新しい交流の形を楽しめるようになるといいなあと思っています。
日常生活でも、これまでと違った新しい楽しみ方や熱中の仕方が見つかるといいなあと思います。
何か新しい趣味を探してみるのもいいですね。
そして、十分なエネルギーを蓄えて新しい世界に羽ばたいてください。
もし、困った時・心配な時は話せる人に「SOS」を出すこと。
人は支えあえるものなのですから。
今号の「覚えておこう!今月の KEY WORD」は、お休みします。
次回更新は、新しい兆しとともにスタートする 4月2日頃です。ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。