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JTSCカウンセラー 有賀朋子


JTSCカウンセラー 有賀朋子こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
そして今年入学した学生の皆さん、初めまして
毎月このホームページで皆さんとお話しさせてもらっています。
よろしくね。
遅ればせながら、入学・進級おめでとうございます。
この 1年間のパンデミック対策生活を継続した今も、
まだ緊急事態宣言の中での学生生活になってしまいました。
だいぶオンライン授業や安全対策に慣れてきたとはいえ、
制約の不自由さとうっとうしい感覚は続いていてストレスフルですね。
でも、今年度の目標の第一は「新型コロナウイルス感染を生き延びること!」です。
ウイルスの変異種が増えていることで、今までとは違い若い人の重症化と
感染の速度や重さの増加が伝えられています。
後遺症もいろいろあって大変な症状なので、
一緒に「感染しない生活」を送るようにしていきましょう。

◎一人で抱え込まずに相談予約を。
まずはお知らせですが、JTSC では緊急事態宣言延長中は
電話相談」と「メール相談」という形で相談を受けています。
やはりお互いの安心と安全を守るためと、
来室途中での感染の不安を除くためですので、よろしくお願いします。
いつもお伝えしているように、
心身の不調を感じたときは一人で抱え込まずに相談予約をしてください。
相談予約といえば、なんとこのページを読んでくれていて、
相談予約を入れてくれたという人と出会いました。
それも 2人も今までにないことだったので、とてもうれしかったです!

◎免疫力を保つ生活を心がけること。
さて、それぞれに感染対策も身についてきていると思うので、
それを持続させることと少し緩んできた緊張感をちょっとあげることということですが
変異種ウイルスがより感染しやすいことを考えると、
携帯用ミニボトルスプレーに除菌アルコールを入れて持ち歩くこともいいかなと思います。
人の多いところに行ったらシューッ、気になるときに手にシューッ、マスクにも時々シューッ
そして、免疫力を保つために「睡眠・食事・運動・規則正しい生活」を心がけること。
こうしながらワクチン接種まで乗り切りましょうね。

◎辛い時は我慢したり・無理をしたり・頑張ったりは禁物。
そうは言っても、非日常的な状態が続いていることでイライラしたり急に不安になったり、
なんとなく気分がすぐれずに元気がなくなったりと、
ストレスを感じての症状が現れることも多いと思います。
特に学生時代の 1年は毎日毎日が新しい体験で、貴重な時間であるはずなのに、
思うように勉強も学生時代の活動もできない状況に置かれてしまっているのです。
辛くないはずがありません。そんな時は、我慢したり・無理をしたり・頑張ったりは禁物です。
話ができる相手がいれば、連絡を取り合ってできれば顔が見える方法で
(LINE/ZOOM/SKYPE などで)お互いに話せるようにしましょう。
それができない時は、すぐにJTSCに申し込みをしてください。待っていますよ!

覚えておこう!今月のKEY WORD (23)

★対人葛藤と認知バイアス★
◎人間関係を悩ます“ズレ”と“思い込み”
新学期を迎えてからしばらくたった今は、やらなければならないことが増えてきます。その分だけ人と関ることも増えます。関わる人のすべてと親密になれるわけではないので、対人葛藤を感じる場合もあります。「あの人は嫌い」でも一緒にやらなければならないという苦しい気持ちなどが『対人葛藤』です。これを解消できると人間関係に悩まなくて済みます。そこで、対人葛藤がなぜ起きるかのメカニズムを今日はご紹介します。
対人葛藤は、自分と相手の間で「考え方」「感じ方」に“ズレ”があることが原因で生まれます。この“ズレ” は、会話や行動の仕方にも広がっていくので「あの人は嫌い」という対人葛藤が引き起こされるのです。対人葛藤を増悪させる要素として『認知バイアス』があります。『認知バイアス』とは、簡単に言えば「人間の思い込み」のことです。次の3つが代表的な認知バイアスです。
1. 原因帰属のバイアス 〜出来事の原因に対する思い込み
「自分と相手の間に起きた出来事の原因はどこにあるかということがそれぞれ違う」という場合に起きる思い込みです。
例えば、待ち合わせに友人が遅れてきたのに機嫌が悪いといった時に、(1)「自己中心的な人だ」と相手の性格が原因とする場合と、(2)「何か困ったことがあったのではないか」と、その人の性格といった内面ではなく環境などの外面に原因があったと考える場合では、気分が随分と違いますよね。(1)と思い込むとイライラするだけです。
2. 公正バイアス 〜自分の方が公正で正しいと感じる思い込み
「意見が合わないなどの対立したときに自分の方が正しい」と感じる思い込みです。
これが激しいと相手の意見に妥協することは負けることや自分の利益を損なうだけではなく、正義に反すると感じてしまったりします。そのため益々葛藤は解消されません。
3. 敵意バイアス 〜相手の行動を悪意があるとする思い込み
「人の行動に対して悪意や敵意からの行動である」とする思い込みです。
例えば、勉強で「わからないところを教えてあげるよ」と言ってくれた友人に「私ができないことをバカにして優越感に浸ろうとしている」と怒りが込み上げてきたというような場合は、このバイアスに支配されていると言えます。

このように、人は認知バイアスと呼ばれる思い込みを持つことがあります。普段はそうでもなくても物事がうまくいかず悩んでいるとき、ストレスが高まっている時などには、起きやすい現象です。そのことがきっかけで人間関係が悪くなるということは大いにあります。
ですから、対人葛藤を感じた時には自分の思い込みはないか?と
心をチェックしてください。

一人で心のチェックが難しいなら
SSCのカウンセリングを受けましょう。


悩みQ&Aも参考に!

次回更新は、晴れ間が恋しい梅雨の時季6月18日頃です。ぜひお楽しみに。



バックナンバー
◆ 140 学生相談室『Student Service Center』 2023.4.7
◆ 141 人間関係とメンタルヘルスについて 2023.5.19
◆ 142 6月病って何? 2023.6.16
◆ 144 心と体の緩め方 2023.9.8
◆ 145 秋に取り組みたいことと集中力について 2023.10.13
◆ 146 脳をだます!? 2023.11.17
◆ 147 待ちに待った、冬休み! 2023.12.15
◆ 148 今年は「中庸(ちゅうよう)」をめざして 2024.1.19
◆ 149 自分の「思い込み」をチェック! 2024.2.9
◆ 150 エネルギーチャージと新環境への準備 2024.3.8
◆ 151 学生相談室『Student Service Center』 2024.4.5
◆ 152 次回更新 5月17日頃掲載
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