
JTSCカウンセラー 有賀朋子 |
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
やはり12月になったとたん、寒さが厳しくなりましたね。
カレンダーも残り1枚、新しい手帳を用意した人もいることでしょうね。
冬休みまで体調に気をつけて、学校生活を全うしましょう。
コロナ対策の中でうがい・手洗いは習慣になっていることでしょう。
マスク生活も継続しています。
後は感染者数の減少による気のゆるみに注意して、
外出の時や人と会う時に感染しない・させないための行動を
守って生活すれば、風邪やインフルエンザの予防にもなります。
◎うつ状態を疑う。
このところの相談で増えてきているのが、「うつ状態の悪化」です。
毎年お話ししているように、
「冬季うつ病」といわれる冬になると気分が落ち込む症状もあるのですが、
今年は秋にも気温が高かったせいかここに来てうつ状態を訴える人が多くなっています。
主な訴えは、午前中起きられないので学校に行かれない・
起きてからもすぐに行動できずぼーっとしている時間が多い・
何をするのも面倒なので、一日中ごろごろしているかスマホを見ている・
ほとんど外出できていない…などです。
確かにこれは「うつ状態」からくる症状で、甘えや怠けではありません。
一人でずっと部屋にいるだけという状態になっては、なかなか良くならないので、
もしこのような状態に陥っている人は電話かメールでJTSCに連絡をくださいね。
来室が大変な様子ならば、電話相談もできるのでちょっと思い切って行動してください。
◎今年1年を振り返ってみる。
今年もコロナウイルスの感染を気にしながら生活して、もう12月になりました。
年明け早々に非常事態宣言が出され、宣言終了後も感染者が増え続けて不安な日々でした。
なんとかオリンピック・パラリンピックも開催されましたが、
重症患者の増加で医療崩壊・自宅待機や自宅での死亡など前代未聞の状況でした。
とにかくワクチンを接種しよう…という行動が
効果を生んでやっと感染者が減ってきている……今に至ります。
おそらく気持ちもそれぞれの状況で揺れに揺れて、
意識しないけれど心の疲れがたまっていると想像できます。
そしてちょっと気が緩んだ瞬間に、
これまでの疲れがどっと吹き出てくるということも起こるのです。
この1年間の振り返りを、それぞれに行ってみることを提案しますが、
時代の状況として前述のような過酷な状況であったことも事実です。
◎たくさん休んで元気を取り戻す。
ですから、その中で何とかここまでやってこられた自分をほめてあげましょう。
今何とか元気で過ごせているのなら、それだけで充分です。
冬休みにゆっくりして、自分をいたわってあげましょう。
もし、ちょっと疲れを感じていたり、なんだか頑張りがきかないなあ…と感じていたら、
こんな状況でやってきたのだから当たり前だ…と思って、
元気を取り戻すためにいつもよりたくさん休んでください。
皆さん、1年間お疲れさまでした。
今号の「覚えておこう!今月の KEY WORD」は、お休みします。次回掲載予定です。
次回更新は、今年は良い年になりますようにと願いを込めての1月17日頃です。ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。