
JTSCカウンセラー 有賀朋子 |
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
「厳寒の候」と言われるだけあって、本当に寒い日が続いていますね。
でも、「一月は行く・二月は逃げる・三月は去る」などの
表現があるように、あっという間に過ぎて行ってしまう感じです。
なんとか乗り切れば、春休みがやってきます。
そろそろ花粉症の症状も出てきている様子ですから、
必要な対処をしながら学校生活に取り組んでいきましょう。
特にこの時期は、冬モードから少しずつ
春モードに体が変わっていく時期です。
睡眠障害やホルモンバランスの崩れが起きやすいので、気を付けてくださいね。
◎誰にでもある自分の中の「思い込み」。
今回も中庸(ちゅうよう)を目指す方法についてお話ししましょう。
中庸は、心の安定に良い働きをもたらす考え方で、バランスの取れた状態だとお伝えしましたね。
極端な考え方や行動は生きづらさを招きます。
しかし、つらい状態になっているときほど、極端な考え方に縛られているのです。
つまり、自分の中の強い「思い込み」に支配されている状態と言っていいでしょう。
そこで、自分の「思い込み」を知る・見つけるということから始めましょう。
それによって、心の重荷を軽くして、より自由な考え方や行動に
心の視点を変えることができるようになります。
◎「思い込み」という悪循環から解放されよう。
「思い込み」は、なかなか自分では気づいていないことが多く、
知らず知らずのうちに自分の慣れ親しんだ考え方のループに陥ってしまうのです。
その悪循環が、苦しい状態を作っています。
自分自身についての思い込み、人間関係についての思い込みから、
自分を否定的に考えてしまったり、人間関係を悪化させてしまったりします。
この、「思い込み」を見つけることができると、そこから解放される道が開けます。
方法としては、
1. | 「思い込み」の意図を意識してみる 自分が思い込んでいることの背後にある目的や意図を意識して、どうしてこう思っているのかを分析する。 |
2. | インナーチャイルドとの対話をする 過去の経験や幼少期の思い込みが現在の思考に影響をあたえていることがあるので、自分の内なる子どもと対話し、過去の思い込みを理解し、開放していく。また、小さいころから周囲の人に言われていた「マイナスの言葉」や「否定的な言葉」が自分の思い込みになってしまっていることもあります。 |
3. | 「今」に目を向ける 過去や未来に縛られず、現在に意識を向ける。過去の過ちや未来への不安からの解放。 |
4. | カウンセラーの助けを借りる なかなか自分一人では気が付かないことなので、カウンセリングの話の中でいろいろ思い出したり、そういえばこう考えていたと気が付くことが多いです。JTSCへの申し込みで対処できますよ。 |
「思い込み」は脳の中で情報が照合される際に生じるエラーで、
自分の中で「〜べきだ」「〜でなければならない」というように考えていることだといわれます。
思い当たるでしょ。
次回更新は、いよいよ未来へ歩み出す3月8日頃です。ぜひお楽しみに。
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