カウンセラーからのメッセージ
こんにちは、JTSCカウンセラーの有賀(あるが)です。
今年は時間のたつ感覚が例年と違い、
あまり季節ごとの実感を持てないまま11月になってしまいました。
11月は初冬…少しずつ寒さが増して、
セーターやコートが必要になってくる季節です。
空気も乾燥してくるので、
新型コロナウイルス対策でマスクをしていることで、
風邪やインフルエンザ対策にもなりこの習慣は続けていきましょう。
◎みなさんは、同じような悩みはありますか。
さて、最近同じような訴えの相談が続いていて
「もしかしたら相談に来ていない人でも、同じように感じている人が増えているのかもしれない…」
と心配になったので今回取り上げることにしました。
一つの傾向は、
医療機関にすぐに行ってもらったほうが良いと思える相談です。 |
よく眠れない・食欲がない・何もやる気がしない・ずっと寝ていたい……という状態になって、
学校も休むことが多く、ほとんど外出できなくなっています。
担任の先生が心配してカウンセリングの申し込みをしてくださり、
一緒に来室してくれる場合も多いです。
「このまま閉じこもっていても良くなりそうにない状態」と言えましょう。
JTSCでは、お話を聞いて、一緒に通院しやすい医療機関を探して、
「今どのような状態か・何が一番困っていることか・今まではどのようだったか」などについて
文章にまとめた紹介状を作り通院の時に担当の医師に渡してもらうようにしています。
なかなか初診の予約が取れない昨今ですが、私も同じような感じだなあと思う方は、
すぐにカウンセリング予約を申し込んでくださいね。
もう一つの傾向は、
「死にたい・生きていたくない」という気持ちを強く訴える相談です。 |
医療機関につながっている場合が多く、気持ちの浮き沈みで辛くなっていて、
周期的に「死にたくなる気持ち」に襲われるということです。
今年は「コロナ鬱」と言われるような、ウイルス感染に対する不安や心配も重なって、
不安状態やうつ状態の人には本当に苦しい状況だと思います。
このような気持ちになった時は、話しに来てください。
普通の生活では「死」について話すことや考えることが、なかなかできにくい今の時代です。
でも、カウンセリングではあなたの思う死について聞かせてもらい、
一緒に考え、話していきたいと思っています。
私の経験上、20代が一番死に近づきやすい気がします。
「魔が差す」ように、自分のそばに死が居座っている感じと言ってよいでしょうか。
少しずつ自分の中で「死」との距離感や感じ方、つき合い方が変わっていくものです。
深い海に沈んでいるような自分も必ず光を見る時が来ること、
ばらばらになってしまったような自分も少しずつ形を取り戻していくことを信じてください。
そして、一緒にその作業を行っていきましょう。
◎皆さんが無事に過ごせるために。
皆さんが専門学校での生活を無事に過ごせるため、
心と体の不調をケアするためにJTSCがあります。
不調を感じたら、早めに連絡してください。
いつも書くのですが、
「SOSを出すことができるのも、あなたの大事な能力です!」
今号の「覚えておこう!今月のKEY WORD」は、お休みします。
次回更新は、暑さも過ぎ秋風が心地よい 12月18日頃です。ぜひお楽しみに。
◎更新日については、諸事情により多少前後する場合があります。あらかじめご了承ください。